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営業行くマンの日報

年間100泊以上国内出張している営業マンの日報

藤井猛の「四間飛車を指しこなす本1」は本当にわかりやすい!【急戦編】

藤井猛さんの「四間飛車を指しこなす本1」を読みました。

これはすごい。

中級車から上級者まで絶対に参考になります。

次の一手形式で序盤から終盤まで続いていきます。

また細かい変化にも対応しており、大変わかりやすいです。

 本書に載っている振り飛車の守り方を少しご紹介してみようかと思います。

藤井先生のまえがき

四間飛車の極意を一言でいうと何でしょう?」

ファンの質問に私はいつもこう答えます。

「相手の力を利用して、投げる、でしょうか。」

この感覚を身につけ、四間飛車で勝つパターンを知る、

これが四間飛車を指しこなす一番の近道です。

本書はその感覚とパターンを学べるよう、

まずは四間飛車居飛車急戦の戦いを、独特の形でまとめたものです。

これまでの解説中心の定跡書とは違い、

問題形式でひとつひとつ自分の知識と理解度を確認しながら読み進めることができます。

 

 急戦にやられちゃう私にとっては、なんかもうこれ読んだだけでワクワクしてきます。

 

こんな方におすすめ

居飛車の急戦の対応の基礎を勉強したい。

・急戦でやられることがある。

・いつもしている受け意外の手を知りたい。

 

でてくる振り飛車の受け方・守り方

それぞれについて、ほんのさわりだけご紹介します。

 

斜め棒銀対策

居飛車7五歩と突いてきます。

どのように受けますか。

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正解は、7八飛車です。

このあたりは簡単だと思いますが、こういう基本的なところからおさらいできるので助かります。

 

三手進んだ局面。

ここで定跡化された手がありますが、恥ずかしながら私は間違えました。

わかってしまえば、「そうだよね~」なんて思うのですが、

そういう意味でもこの本の解説は大きい。

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正解は、6五歩

このタイミングで角交換。

 

斜め棒銀だけでも80ページほど費やして、かなり細かい変化まで言及されています。

 

 

 

6五歩早仕掛け対策

これもいろいろなパターンがあります。

もっとも基本的な形だけご紹介します。

 

6五歩と角交換を要求してきます。

ここで間違う方はいないかと思います。

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正解は4七金。同歩だけは絶対に避けましょう。

 

6五歩と取り込まれた場面。

どうしますか。

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正解は、5七銀引きです。

私は同銀を選んだので間違いました笑

なぜ銀引きなのかは本買って確かめてください。

こういう基礎を振りかえる場面が以外となかったので本当に参考になる。

 

次に7三桂が飛んでいるバージョンも当然解説がありますが、これまたいろいろな変化のってます。

 

最短の仕掛け対策

こういう名前の仕掛けがあることを知りませんでした。

後手が6四銀とでたところ。

こういう仕掛けをされると「あれ?守り間に合ってない?」と軽く焦りますが、

全然焦る必要はありません。

ただ、ここで焦ると悪くなります。

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正解は、9八香です。

焦って6五歩と角交換にすると、相手も銀を弾いて振り飛車側に7九飛車などの傷が残ります。

基本、角交換は振り飛車が不利になります。

 

続いて、7五歩とついてきたところ。

どう受けますか。

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正解は、6五歩

相手の7五歩を待ってから6五歩を突き返すのが振り飛車らしいカウンターと藤井先生はおっしゃてます。

実践でこうなると慌てて6五歩つきそうですが、ひきつけてからのカウンターですね。

 

 

山田定跡対策

でました山田定跡。

7四歩、6五歩、6七銀などいろいろ手はありそうですが、どれが正解でしょう。

 

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正解は7五同歩

 

そして、銀がこの歩をとりにきます。

これ有名な場面ですね。

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正解は7四歩。

これはとにかく理由はなく、歩をつくことと覚えている方も多いのでは。

ただ、ここからどうやって有利にすすめるのか、あいまいな方にはこの後の変化の解説は相当役に立ちます。

 

 棒銀対策

シンプルに棒銀です。7五歩ときたところ。

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正解は、5九角

同歩は最悪ですね。棒銀の銀を5段目に出すときはもう勝つときだけです。

 

7二飛車と7筋を攻めてきました。

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正解は、4八角

これはよく実践ででてくるので正解しました。

しかし、このあとの変化の多さにはびっくりしました。

この後の手順は全然正解せず、居飛車にやられまくりです笑

 

棒銀は初心者向けの戦法のイメージありますけど、かなり強いです。

しかししっかり受ければ振り飛車有利にもっていけます。かなりシビアです。

勉強しましょう。

 

矢倉引き角対策

これも私はさわりしか知らなかったので理解が深まりました。

おろらく大体の方はここまではいくでしょう。

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正解は、6五歩です。

 

 

次に後手が角を弾いて飛車先を伸ばしてくる狙いです。

ここで振り飛車が狙うべきポイントがあります。

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正解は6六角です。

この狙いとしては、8四歩で飛車先を押さえて、次に3三の銀をとり、8三に打ち込み飛車をとります。

 

なるほど~~~

 

こんなんも知らずに振り飛車やってたのかーいっていうつっこみはなしでお願いします。

でもこれもかなり細かい変化があるので、大変勉強になった。

上記の大まかな狙いをわかっている方でも絶対参考になります。

 

終盤の手筋

最後に終盤の手筋問題が16問入っています。

簡単じゃないですよ。

このような形でいきなり終盤の盤がでてきて次の一手を当てるコーナーです。

 

これは難問でした。

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正解は、9一龍

 

これはずるい。次の一手形式だからついつい2二角とか2四桂狙いにいきたくなりますが、これは下記の受けで悪くなります。

2四桂同歩2三角同玉4一龍で一見成功ですが、ここで5一飛車で失敗。

藤井先生難しいです!

ぐっと9一龍と我慢して、相手に飛車を打たせてから攻めた方がいいとのことです。

うーん。

 

次はこちら。

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正解は、2二香

私ならついつい2六香を打っちゃいますが、違うんですね~。

こういうの知ってるかどうかで終盤のスピードが全然違いますね。

 

まとめ

 上記の戦法に対してかなり終盤まで追って解説がなされています。

私はこの本で読んだ定跡で勝てた将棋もあって非常に満足してます。

全ての振り飛車中級者におすすめです!